The Offspring: "Splinter"

2006-05-09-Tue ORIGINAL ENTRY

CDは買ってないのですが、友達に借りました。
The Offspringの"Splinter"

The Offspring
Bio/Discography

"Splinter"


↑はUS盤のExplicit

スプリンター (日本盤? ¥2394)
Splinter (UK盤 Explicit, ¥2029)
Splinter (US盤 Clean, ¥1583)
Splinter [12 inch Analog] (US盤 Explicit, ¥1451)


Rating

Overall:	★★★★★★★★★★
Rockness:	★★★★☆
Popness:	★★★★☆
Heavy/Hardness:	★★☆☆☆
Atmosphere (Dark⇔Bright):	★★★★☆
Listener-Friendliness:	★★★★☆
Heavy Rotation Rate:	★★★★★★

アルバムの感想。
パンクというジャンルを語るのには欠かせないバンドのひとつだと思います。
2003年発売のこのアルバムですが、なかなかいいデス。
ヘビーな中に、軽い(ポップとはまた違う)のも混ぜてて僕はかなり好きです。
"Hit That" "The Worst Hangover Ever" "Spare Me the Details"の3曲はどんな人にでも受けると思います。
だから買うべきだ!とまでは主張しませんけど、"Hit That"以外はこのアルバムにしか入ってませんからねー。
買う価値はありますよ!

曲ごとの感想。
01. Neocon
Neocon=ネオコン。
ネオコンサバティブ、新保守主義者ってヤツですね。
アメリカのラムズフェルド長官とかチェイニー副大統領とかがそうだって以前言われてませんでしたっけ?
(ていうかそもそも今もポジション変わってないんだっけ?)
とてもカッコイイ1曲目。
Dr.→Dr.& B.→Dr.& B. & G.& Cho.という流れ。
低音を強調して聴くべきですね。
メロディーというメロディーはないけど、まぁそれは1:06しかないし、アルバムのイントロだから何も問題はないです。

02. The Noose
"Neocon"の流れを引き継いでいます。
サビは早口だから舌まわんねー。
どちらかというとハードロックより?な気もしなくもない。
ていうかパンクのサウンドってどんなだっけ?
とりあえず、カッコイイということは言える。

03. Long Way Home
さらにその流れを引き継いでます。
今のボクにはかっこいいとしか表現の仕様がないな。
でも、｢超｣はつかないですね。

04. Hit That
The Offspringの曲の中でどれが好き?と聞かれるとこの曲をあげる人がかなりいるのではないでしょうか。
リズム、メロディーともに聴きやすく、パンクは苦手という人でもすぐに気に入ってしまうことでしょう。
それほどまでにこの曲は良いと言えると思います。
曲が始まるとリズムに合わせて、頭を振るなり手をたたくなりコブシを振り上げるなり、ついついやってしまう。
サビの終わりには思わず、Go-o-o!o!o!と、必ず言ってしまう。
The Offspringを好きになるにはもってこいの曲です。
このアルバムのBest 3 Songsのひとつ。


05. Race Against Myself
やってもやっても届かない、どんなに頑張っても実らない。
自分は今、どんなに頑張っても勝てないレースをしている。
そういうネガティブな内容の歌詞で、サウンドも暗め。

06. (Can't Get My) Head Around You
ノリはいいと思う。
Dr.とかB.とかがガツっと入る最初の部分はCoolの一言。
でも、この手の音楽を聴かない人にはウケが悪いかも。


07. The Worst Hangover Ever
パンクって言うかスカ、かなぁ。
かなり明るい、青く晴れた空とかのイメージの漂う曲調。
タイトルの"Worst Hangover"(一番ひどい二日酔い)の通り、歌詞はパーティーやって飲みすぎて、今朝の二日酔いは過去最悪!というものです。
歌詞の中で一番すきなのは
"I'm never gonna drink again
I'll probably never drink again
I may not ever drink again
At least not 'til next weekend"
(もう二度と飲むもんか。
多分もう二度と飲まないよ。
もう飲まないかもしれないなぁ。
少なくとも次の週末までは。)
ってところ。
二日酔いへの反省とは得てしてそういうものです(笑
このアルバムの中のBest 3 Songsのひとつ。

08. Never Gonna Find Me
Whaohohohohohohohoh♪
この部分は好きだ!
でも他はそこまででもない。

09. Lightning Rod
なかなかヘビーな1曲。
でもちょっと地味かなぁとも思う。

10. Spare Me the Details
Best 3 Songsのひとつ。
何がいいって、歌詞が面白い。
タイトルは｢詳細は省いてくれ｣っていうものなんだけど、その詳細の話って言うのが面白いのだ。
ある日パーティーに行った彼女が酔って(自分の)知らない男とHしちゃった。
みんなその話を俺にしようとしてるけど,俺はそんなの聞きたくないんだ(＝詳しいことは話さなくていいよ)。
という歌。
楽しい曲で、これもまたパンクじゃないサウンドですねー。
スカかな？

11. Da Hui
F wordのオンパレード。ってほどでもないな。
僕は好きじゃないです。
短いギターソロは好き。
全部で1:41という短さ。

12. When You're in Prison
なぜ、この曲が収録されてるのだろう。
1940年代(適当)にラジオから流れてきそうな音楽。
すごい古いカントリー(?)という感じでしょうか。


ぼくのBest3はパンク苦手な人でも聴きやすいと思います。
その他の曲はヘビーなサウンドが好きな人には受けると思うなー。
僕がヘビーだと思う理由はベースを強調する設定にしてるせいなのかもしれんが。
持ってて損はしないアルバムです。


Read My Reviews of This Artist's Other Albums:
>>"Ignition"
>>"Greatest Hits"