Oasis: "(What's the Story) Morning Glory?"

2006-07-25-Tue ORIGINAL ENTRY

またまた借り物デス。(…またまたというほど人に借りてはいないですよ?)

Oasis
Bio/Discography

"(What's the Story) Morning Glory?"


↑US盤Enhanced

(What's the Story) Morning Glory? (US盤 Enhanced SACD ¥2085)
モーニング・グローリー (日本盤? ¥2227)
モーニング・グローリー(紙ジャケット仕様) (日本盤 Limited ¥2394)


Rating

Overall:	★★★★★★★★★☆
Rockness:	★★★☆☆
Popness:	★★★★☆
Heavy/Hardness:	★★☆☆☆
Atmosphere (Dark⇔Bright):	★★★★☆
Listener-Friendliness:	★★★★★
Heavy Rotation Rate:	★★★★★

アルバムの感想。
名作なんだよ、これは。
ほんとに。
嫌いな曲-無し!
退屈な曲-無し!
良い曲-全部!
そんな感じ。
ボクは、基本的に、人から借りたアルバムってのは、貸してくれた人には申し訳ないけど、なぜか最初の印象があまりよくないんですよ。
だからかしらないけど、このアルバムと自分で買った"Don't Believe the Truth"比べたときに後者の方がいいと思っちまったんですね。
それに"Don't -"のほうが低音が聴いてたと思うんです。
で、低音好きな僕はそっちだなーと思ったのかもしれません。
いまだに、どっちが好きかと言われると後者かなーと思うのです。
まー、それはおいといてもこれは聴かなきゃならんアルバムだと思います。
ロックしに名を刻んだアルバムを聴かずに死んでいいものか。
(そんなアルバムはいっぱいあるんだけども。。。)
それでも、このアルバムは聴く価値がある。
ロックという言葉に抵抗がある人も聴かないといけないですよ。
そんくらいのアルバムです。

曲ごとの感想。
01. Hello
Introは1曲目に相応しい感じがします。
低音が聴いててサウンドが野太くなってます。

02. Roll With It
サビ(You gotta roll with it ~)のメロディーがいいよ。
いきなりサビから入るこの曲ですが、このサビのおぼえやすさ、歌いやすさはこのアルバムの中でも抜きん出たものがあると思うのです。


03. Wonderwall
このアルバムで"Don't Look Back in Anger"と双璧をなす名曲。
チェロ(?)かなんかが使われてると思うんですが、それの奏でる音がこの曲を更に引き立てていてイイ!




04. Don't Look Back in Anger
歌わずにはいられない。
ただただ聴くだけではこの歌はわからない。
一緒に歌ってこそこの歌の真価を得られるのだ!
とか何とか言っちゃったけど、スゴク良い曲ですよ。
この曲をいいと思えなかったら、ひどく捻くれている可能性がありますョ。


05. Hey Now!
Introのドラムの激しさが響く。
この曲も低音に重きがあるかな。
しかしながらも、テンポはゆったりしており、それゆえか、とても濃密な1曲に仕上がってると思います。

06. (untitled)
44秒のタイトルなきインスト。

07. Some Might Say
Introのギターリフは印象的。
ミディアムテンポのポップソング。
デモただのポップスじゃない。
ちゃんとロックが下敷きとしてあるんです。


08. Cast No Shadow
スローテンポで薄暗いイメージ。
薄暗いというかちょっと悲しいような侘しいような。

09. She's Electric
ポップだけどどこか物憂げ。
曲の終わり方(Ah-ah-ah-ah~)が好き。

10. Morning Glory
ヘリコプターの音から始まりヘリの音に終わるこの曲が本作中一番ロック色(激しさ)が強いのかも。
タイトル曲にもなってるけど、意外と人気ない?
クセになるPre Chorus(Need a little time to wake up ~)とサビ(What's the story morning glory ~)。


11. (untitled)
39秒のこの短いトラックにはどんな意図があるのかしら。
静かな自然(波音)とうるさい人工物(楽器のサウンド)。
打ち寄せる波の音は次の曲への静かなアプローチ。

12. Champagne Supernova
集大成。
この曲を最後に持ってきたのはそういったところだろうか。
このアルバムをまとめるに相応しい。
また、どういうアルバムだったかを反芻してくれる。
そんな気がします。



このアルバムは夕方に聴くのがふさわしいと思う。
夕日を見ながらとか。
もしくはその時間帯のドライブに。
とってもマッタリした気分になれる。


Read My Other Reviews of This Artist's Other Albums:
>>"Whatever" (Single)
>>"Don't Believe The Truth"